iPhoneやAndroidなどのスマートフォンやタブレットだけでなくパソコンからも利用できるマッチングアプリのTinderのメッセージ機能は、課金をすることなく完全に無料で利用することができます。
よくある出会い系サイトやマッチングアプリでは、メッセージを送るために有料ポイントをその都度消費しなければならなかったり、毎月会費を払う有料会員にならなければいけませんが、Tinderではメッセージの送受信は完全に無料で利用できます。
ユーザーからしてみればかなりうれしい話ですが、何か落とし穴でもあるのでしょうか?メッセージが無料でできる理由も含めてTinderの仕組み自体を解説していきます。
メッセージは完全無料
多くの出会い系サイトではメッセージは有料、または実質有料となっています。
例えば老舗の出会い系サイトのハッピーメール!では、メッセージは1通送信当たり50円相当です。無料でも定型文であれば返信できますが、会話をするには有料機能が必須といえます。
またメンタリストDaigo監修で有名なマッチングアプリのWithは、月額3400円の有料会員にならなけらばメッセージを1通しか送ることができません。
一般的には上記のようなアプリやサイトがほとんどなのですが、前述のとおりTinderに関してはメッセージの送受信は送る側も受け取る側も完全無料で利用できます。
もちろん内容もきちんと見れますし、課金しないと定型文しか送れないといったような制限もありません。
しかしTinderも利益を追求する企業なので、きちんと利益を出す仕組みがあります。
Tinderの仕組みと収益の方
Tinderのメッセージが無料なのは、メッセージ以外でユーザーが課金するからです。特にTinderにおいて最も重要な「マッチング」に関わる機能に関しては課金がかなりの影響を持ってきます。
そもそもTinderはハッピーメール!などと違い、誰にでもメッセージを送れません。相手と自分がお互いに「いいね!」をしあうとマッチングが成立し、そこで初めてメッセージが送れるようになります。
ところが男性において完全無料の場合にはマッチングがなかなか成立しません。確率的には手当たり次第にいいね!をつけても0.6%程度と言われています。
確率がこれだけ低いということは男性は「いいね!」をどれだけ送れるかという「量」が重要になってきますが、無料会員では12時間当たりいいね!120回の制限があります。(月額の有料会員は無制限)
つまり無料男性会員の一日に獲得できるマッチ数の期待値は120×0.006=0.72人となります。当然マッチした相手と100%うまくいくとは限らないので、実際に会いたいのならこれでは少なすぎます。
ではマッチング率を0.6%から上げる方法はないのか、という考えになりますが、こちらも課金アイテムのブーストという「一定時間優先的に表示される機能」が用意されているため、解決することはできます。
ただブーストは1つあたり200~700円程度(端末ごとに違う)なので安い出費とは言えません。
そしてTinderがなぜメッセージを無料で利用できるかという話に関係してきますが、これらの有料会員とブーストへの課金は、男性がTinderを使う上ではほぼ必須といえます。これらがなければ実際に会うまでかなり時間がかかることを覚悟しなければなりません。
つまり最も重要なマッチング成立をさせるための機能で十分収益が上がっているため、メッセージにまで課金してユーザーが減るリスクを取る必要がないということです。
関連ページ:Tinderのブースト機能の効果的な時間や使い方と料金
関連ページ:有料プランは必要?Tinder PlusとGoldの違いやそれぞれの料金
まとめ
以上がTinderでメッセージが無料できる理由と仕組みについての解説でした。
メッセージでの課金が必要ない、ということはメッセージ以外で課金できる仕組みが整っているということに他なりません。
本気で使ってみるとわかるのですが、意外とワクワクメールやハッピーメール!、YYCといった他のアプリよりも課金してたりします。結果が分かりやすいブーストがかなり中毒になります。
そうなってしまうのであれば、Tinderよりも違うサイトを利用したほうがいいかもしれません。
ちなみに実際に管理人の体験を元に、Tinderでかわいい子に会ってやることやるためにはどれくらい「いいね!」を送って、どれだけマッチをして、どれだけメッセージを送らないといけないかを以下のページで検証しています。
関連ページ:Tinderで可愛い子と本当に出会えてやれるの?
関連ページ:Tinderのやり方・使い方