iPhoneやAndroidなどのスマートフォンやタブレットで利用できるマッチングアプリのTinder(ティンダー)でも実際に出会うことができる攻略法についてです。
世界中で一大ブームとも言えるほどの流行り具合を見せているTinderは、日本でも2014年以降は急速にユーザー数を拡大し、確実に流行っていると言えるレベルになっています。
しかし始めてみたはいいものの、思っていたほどマッチしない、マッチはしてもメッセージが返ってこない、実際に会うところまで持って行けないなどなど、いろいろな問題が発生します。
Tinderを使って実際に会うためには何をしたらよいのか、Tinder歴5年の管理人がその攻略法をご紹介します。
必要な考え方
まずは出会うまでに必要な考え方を見ていきます。
出会いは自分を営業するようなものですが、営業の世界では2:8の法則というものがあります。2割の営業マンが会社全体の売り上げの8割を稼いでいるというものです。
これをTinderにも当てはめると、全体のマッチの8割を上位2割の男性で獲得している、と考えることができます。
ですので上位2割に入るためにできることを考えましょう。
もう少し具体的な話に入ります。
前提としてTinderでは男性はいいね!をしてもマッチングはほとんどしません。よほどのイケメンであったり、日本限定で言えば白人男性であったりしない限りは大きな差はありません。
確率で言うなら、男性のマッチング率は1回のいいね!に対して0.6%程度です。つまり1000回いいね!して6回のマッチが平均です。
なので考え方としては、一つ一つを丁寧にするというよりはとりあえず数を打ちます。100回失敗しても1回成功すればいいという考えです。
また基本的に確率が上がったり、手間が省けたりするのであれば課金は行いますし外部ツールも導入します。
なのでコスパ重視でTinderを使っている方は、18禁のハッピーメールやワクワクメールなどの老舗の出会い系サイトを利用した方が良いかもしれません。というのもそれらと課金額はあまり変わらないにも関わらず、手間はTinderの方がかかるからです。
必要な準備
前述の考えを踏まえた上で、必要な準備をしていきます。
ただし国内であれば最低でも政令指定都市が検索エリア内に入る程度の人口を想定しています。それ未満の場合はそもそもマッチングする相手自体が少ないのでかなり厳しいです。
・Tinder Plus
Tinderの有料会員であるTinder Plusは、一日のいいね回数の上限を外すことができるので男性であれば必須です。必ず登録しましょう。Goldはどちらでもいいです。
関連ページ:有料プランは必要?Tinder PlusとGoldの違いやそれぞれの料金
・ブースト(Boost)
Tinderで自分を上位に表示させるための機能です。Tinder Plusに登録すると毎月1つはもらえますが、できれば週に1~2回使うのが好ましいです。必要に応じて買い足しましょう。
関連ページ:本気で出会いたいなら必須!Tinderのブースト機能の使い方
・Match Plus(外部ツール)
外部ツールのMatch Plusは、自動でいいね!を送り続けてくれるツールです。首都圏であれば毎日1000人単位で新規に表示されるので、普通に手動でやっていては時間も手間もかかります。
960円で自動いいね!機能が使えるようになるのでぜひ導入しましょう。ちなみに無料でも同時に12人にいいね!を送る機能は使うことができますのでないよりはかなりマシです。
最新版のTinderでは利用できません。
関連ページ:Tinder用自動いいね!アプリの「Match plus for tinder」の使い方と料金
・プロフィール
写真とプロフィール内容をきちんと書いておきます。海外の大学によるTinderの研究では、自分の写真無しの場合と自分の写真3枚の場合ではマッチング率に10倍以上差があるという事がわかっています。
また本文がない場合と本文がある場合でも4倍の差があることがわかっています。
つまり写真は3枚以上、本文もきちんと書いていて初めてまともにマッチができるという事です。
写真内容については「顔が映っていること」が条件です。服装はスーツが無難です。自撮りではなく誰かに取ってもらうか、タイマーを使って取るようにしましょう。鏡の前で撮ったりなど自撮りがわかるような写真だと、友達がいない、寂しい、面白くない、などのマイナスイメージを持たれてしまいます。
本文は人となりがわかるような内容を心がけましょう。プラスして旅行や海外の話を入れておけばベターです。
関連ページ:写真や自己紹介などTinderのプロフィールの書き方と例文
1.いいね!
まずはいいね!をします。
この段階は単純に数を打つことが大事です。顔やプロフィールを見ている暇があったらいいね!を送りましょう。好みでない相手はマッチングした後に解除できます。
関連ページ:Tinderでマッチングした相手をブロック・解除または通報する方法
Match Plusを導入しているのであればAuto Likeをスタートして放置しとくだけです。1時間あたり2000~3000人程度にいいね!を送ってくれます。
手動で行うのであればひたすら頑張りましょう。
出来れば毎日日課にするぐらい送り続けましょう。可愛い子1人に実際に会う段階まで進むには、計算上は80,000いいね!が必要です。
関連ページ:Tinderで可愛い子と本当に出会えてやれるの?
2.マッチングする
いいね!を送った後はマッチングをするかしないかは相手次第ですが、ブーストを使うことで確率を大幅に上げることができます。
既に十分な量のいいね!を送っているのであれば、ブースト1回でかなりの数のマッチングが期待できます。
そしてブーストは1日1回すれば十分です。というのもブーストを使っている間に、そのエリアで優先的に相手の画面に表示されるようになるのですが、一度優先的に表示された相手に対しては、いいね!かNOPEをされるまで表示され続けます。その証拠にブーストが終わった後もブーストの効果でマッチングが起こります。
そのため連続で使っても、すでに優先的に表示されている人たちが多い状態となっているところでブーストを使っても意味がいないというわけです。
関連ページ:本気で出会いたいなら必須!Tinderのブースト機能の使い方
3.メッセージを送る
マッチングしたらメッセージを送ります。
女性からメッセージが来るのは稀です。基本的には最初は男性から送らなければなりません。
内容は、相手への挨拶などに続けて相手のプロフィールや写真から一番興味持ってそうな事について疑問文で送ります。
例えば犬の写真が載っていれば「ワンちゃんかわいいですね。なんて名前なんですか?」とか、海外で撮ったと思われる写真が多ければ「旅行はよく行くんですか?」などです。
「どこに住んでるんですか?」「職業は何ですか?」などは最初のメッセージとしてはNGです。
関連ページ:例文あり!Tinderのメッセージの送り方
4.メッセージのやり取りを行う
最初のメッセージで相手から返信があった場合にはそこからメッセージのやり取りを行います。
やる事は最初のメッセージの延長線上で、相手の興味がありそうなことを見つけたらどんどん深堀していきます。
こちらが聞いたことに対して相手があまり興味を示さなければ、最初のメッセージと同じ要領で興味がありそうな別のことを聞いてみます。どの文章も基本的には質問文で投げかけましょう。
ちなみに自分のことについては相手から聞かれるまでは話す必要はありません。一般的に相手が興味あるのはこちらではなく相手自身のことですから、どんどん相手の興味あることについて聞いて話させると好印象を与えやすいです。
もし相手が自分のことについて聞いてきたときは、相手の興味の対象が自分ですので問題なく話しましょう。
注意することは、プライベートに踏み込むような相手に失礼になる文章や返信しづらい疑問を送らないことです。
返信するのがめんどくさくなると、そこまで良い状態が築けていてもメッセージが止まってしまいます。
関連ページ:Tinderで相手から返信が来ないときの対処法
5.会う約束を取り付ける
ある程度メッセージでのやり取りが進んだら会う約束を取り付けます。
よく出会いについての指南サイトや攻略サイトでは、メッセージのやり取りを実際に会う話に持って行きやすいように誘導する、という類のものがありますが、実際のところ話の内容はやり取りが続いているようであればどんな内容でも大丈夫です。
もちろんお酒や食事の話をしていたのならその流れで「いいお店知ってるんで一緒に行きましょう」と持って行きやすいですが、他の話題であってもメッセージが途切れていなければ「ところでよかったら今度ご飯でも行きませんか?実際会ってもっといろいろお話がしてみたいです。」で十分です。
これに対する反応は3通りしかなく「行く」「行かない」「返信なし」です。
・「行く」の場合
日程や場所など具体的に決めましょう。あまり近い日程だとガツガツしてるように思われるので2週間後ぐらいがいいでしょう。あとは目的や行きたいお店によって時間と場所を決めます。
・「行かない」の場合
進展はそれ以上ありません。会うことを目的にしていればそれ以上は返信しなくても大丈夫ですが、一応メッセージしてくれたことに感謝をして締めましょう。
・「返信なし」の場合
進展の見込みはありません。捨て置きましょう。そのうち返信があったら何事もなかったかのようにメッセージを再開しましょう。
6.メルアドまたはライン交換
会う約束をしたらメルアドやラインの交換をしましょう。基本的にはラインです。
「直接会うのであればラインの方が便利だから交換しましょう」と言えば普通は交換してくれます。会う約束をした上で断られたのは今までで1度だけです。
それで不安であれば「Tinderだと電話ができないから」「Tinderはあまり見ないから」「もうTinderは辞めるから」などのような理由を付けてもいいです。
連絡手段としてはTinderでもいいのですが、ライン交換をすることで連絡なしでキャンセルされることを防ぐ効果があります。
ラインの方がTinderよりもプライベートに近い部分ですので、心理的に無断キャンセルをしづらいという事のようです。
交換方法としてはID検索が普通です。
関連ページ:Tinderで電話番号やラインID、メールアドレスを交換する方法
7.実際に会う
そして実際に会います。
カフェでお茶をする、ランチをする、夕食をする、飲みに行くなど食事をすることが一番多いでしょう。
また美術館や水族館に行くというのもあります。個人的な経験では高尾山に行ったこともあります。
意外と困るのが服装ですが、食事や町中デートであればスーツが鉄板です。また休日であればジャケパンスタイルもいいです。
その際に一番気にしなければならないのはサイズです。サイズさえ合っていればどんなスーツでも似合って見えますが、逆にサイズが合っていなければ例えアルマーニの50万円のスーツであってもダサいです。
おすすめオーダーメイドです。最近だと3万円程度からオーダーできるお店もあります。洋服の青〇やコ〇カなどで売られている既製品よりも安いのにも関わらず、自分にぴったりのサイズなので見た目はかなり高級なスーツに見えます。
まとめ
Tinderで実際に会うことは難しくはありませんが、やってみるとそこそこ手間がかかることがわかります。
その手間をいかに省いていくか、また流れ作業でできるかが勝負のカギです。
めんどくさいと思ったら負けです。需要が同じであれば勝負から降りてくれる人が多いほど自分が勝てる可能性が高くなるので、めんどくさいと思うことほど粛々とこなしていくことで勝率が高くなります。
関連ページ:Tinderのやり方・使い方