iPhoneやAndroidなどのスマートフォンやタブレットだけでなくパソコンからも利用できるマッチングアプリのTinderで、実際にマッチングし、メッセージのやり取りから他サイトへ誘導してきた業者の手口について紹介します。
業者の概要
ここでいう業者とは、デリバリーヘルスであったり、個人で援助交際を行うためにマッチングアプリを使っているユーザーのうち、法人などある程度組織的に行っているデリヘル業者等のことを指します。
イメージ的にはよく広告で出てくる↓の漫画みたいな感じです。
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以前よりTinderには業者と思われるユーザーはそこそこいましたが、多くの業者はプロフィールにLineのIDやホームページアドレスを載せていたり、セクシーなプロフ画像の外国人だったりと一目で業者だとわかりやすいパターンでした。
しかし最近の業者は、一般的なきれい系・可愛い系の日本人女性の画像を使い、プロフィールも簡素ではあるものの普通の範疇のプロフィールで、マッチング後も不自然すぎない程度にライン交換ぐらいまでメッセージを行う・・・ など少し手間をかけるようになっています。
以下で管理人が実際にマッチングした業者とのやり取りをご紹介します。
業者とのやり取り
概要
簡単に流れを説明すると
Tinder → Line → 携帯使えなくなるから違うサイトでよろしく
という流れで誘導されました。
マッチングした業者のプロフは「Haruko」という名前の23歳女性で、プロフィール画像はかなりの美人でした。
マッチング時点ではプロフィールもよくある「いい人いたらいいなー」と一言書いてあるような簡素系だったので業者と疑ってはいませんでした。
ちなみにライン交換後、スクショを取る前にマッチングを解除されてしまっていたので、Tinder上でのやり取りの画像はありません。
これは恐らく通報をさせないための対策だと考えられます。マッチングを解除してしまえば通報できませんので。
関連ページ:Tinderでマッチングした相手をブロック・解除または通報する方法
1.メッセージからライン交換まで
最初のメッセージは相手からでした。女性側からメッセージが来ることは比較的珍しいですが、全くないわけではないので特に怪しんではいませんでした。
内容は「マッチングありがとうございます」の一言だけでした。おそらく数を打って反応が返ってきた相手に絞るという方法を取っていたのでしょう、この時点でもまだ業者だと気づいていませんでした。
ただこちらが返信した後にすぐに「Tinderはあまり見ていないのでLineのID教えてください」と来たところで「あれ?もしかしたら業者かもしれないな」と感じました。
ここまでぐいぐい来るのはさすがに怪しいですからね。ただ100%ではないのでラインに移行して様子を見ることにしました。(写真が美人だったからワンちゃんあればという淡い期待を乗せて)
2.ラインでのやり取り
以下ラインでのやり取りの画像です。管理人の返信が早かったのもあってサクサク進んで外部リンクに誘導されました。
梅干しの話やらお土産の話やらしてると・・・
急にレンタルの携帯電話を返さないといけないから違うサイトで連絡とろうと言ってきました。
ちなみにリンク先はStrikinglyというプロフページっぽいのを簡単に作れるサービスで、ページ内のリクエストボタンを押すとメールが送れる仕組みになっています。
メールのドメイン名が「@lvlv-voya-jyu.com」となっていたので調べると、外部サイトへ誘導する系の業者がよく使うアドレスのようです。
メールを一度でも送ってしまうと多数の迷惑メールが届くようになるので、このドメインのアドレスにはメールを送らないようにしましょう。
参考外部ページ:川原菜々(かわはら なな)の@lvlv-voya-jyu.comのメアド誘導 | 出会い系サクラ分析
まとめ
外部に誘導してくる業者の特徴は以下の通りでした。
- 画像が美人
- 女性側から積極的にメッセージが来る
- ライン交換の打診が女性側から、しかも早い
- 業者がよく使う「strikingly.com」のサイトに誘導される
- 業者がよく使う「@lvlv-voya-jyu.com」のドメインが付いたメールアドレスにメールを送るよう促される
業者のターゲットは男性だけでなく、女性をターゲットにイケメンのプロフで誘導することもあるようです。
その場合でもstrikinglyに誘導されたり、@lvlv-voya-jyu.comのドメインのメールアドレスを使っていたりするので間違ってメールを送らないように気を付けましょう。
関連ページ:Tinderのやり方・使い方