新型コロナで自粛している時に「あつ森」でナンパをしているナンパ師がいるというニュースのレビュー記事になります。
みなさんはニンテンドースイッチ用のソフトである「あつまれ どうぶつの森(以下あつ森)」はご存じですか?
スローライフをテーマに、島を開拓しながら家を建てたり公園を作ったり新しい住人を集めたりして自分の好きなように町を作っていくことができるソフトです。
そんなのんびりな生活ができるソフトの交流機能を使って、ナンパを行う強者がいるというニュースが出ていました。
ニュースレビュー
ニュース本文
「あつ森」を“出会い系”に使うナンパ師を直撃「通信プレイを求める女性心理とは?」
~前略~
出会い目的で使用する人も「街とかのナンパより簡単」
どうぶつの森を利用し様々な女性と出会いを重ねている男性A氏は、「街とかのナンパより簡単だと思いますよ」とその手口を話した。
「基本的にどうぶつの森内のアイテム交換などをSNSで求めている子に(ナンパに)行くので、100%コミュニケーションが取れるんです。だから、街とかのナンパでネックになる“入り”の部分がないのでスムーズなんです。
手法としてはTwitterを使います。検索から“あつ森 交換”と調べると、ネット通信でアイテムなどを交換希望している人たちが出てきます。その中の女の子たちに『〇〇持っています!』などとリプライやダイレクトメッセージ(DM)をすると、ほぼ100%で返信が来るのでそのまま通信をして普通に遊ぶ。あとは雰囲気を見てその場で仲良くなれそうなら雑談を始めます。
さっぱりしている子は、1度目の交換は『ありがとうございました!』とすぐに終え、翌日などにこちらから『〇〇持っていますか?』などと絡みに行きます。それを繰り返すことで、あつ森のことを話せる仲になり、気軽にTwitterでのやりとりやゲーム内で話す環境ができるんです
~中略~
その後は、2人でチャットしたりする中で『今度ご飯でも食べましょう!』と誘い、会う約束を取り付けます。会ってからは自分次第になってしまいますが、ゲームを一緒にしたりなど時間をかけた分、仲良くなりやすい気がしますね」
5/3(日)6:00配信 文春オンライン配信 Yahoo!ニュースより
要約・感想
要約すると、あつ森にはアイテム交換や友達の島に遊びに行く機能があるので、ツイッターなどでアイテムを欲しがっている女性に「そのアイテムあるよ!」と言って仲良くなる、と言う方法でナンパをしているという話です。
この方法だと、ナンパの難関ポイントである声掛けを省略できるのと、一緒にゲームすると盛り上がって仲良くなりやすいというところが良いですね。
これを聞いて30代以上の出会い厨の方々であれば、もしかしたら懐かしい雰囲気を感じているかもしれません。少なくとも私は感じています。
そう!2000年代にモバゲーやグリーと言ったゲーム系SNSでやっていたこととほぼ同じなのです。
あつ森の場合は相手と繋がるためにはゲーム外でツイッターなどで検索しなければなりませんが、グリーやモバゲーはそれ自体がSNSなので直接繋がることができました。
一緒にゲームをするというのは、共通の話題があるので仲良くなるためのハードルを下げることができます。
さらにコロナのせいで人に会えていないので、女の子たちも寂しくなっています。なのでコロナ明けに会う約束を取りやすいと考えられます。
自粛期間中は人に会わないのを利用して脱毛したり痩せたりして自分磨きをするか、ハッピーメールやPCMAXなどインターネットを利用して仕込みを続けるのが最良だと思いますが、後者の場合にはあつ森が一つの選択肢となりえるのです。
あつ森ナンパの手法
用意するもの
- 本体:ニンテンドースイッチ
- ソフト:あつまれ どうぶつの森
手順1
あつ森でお金とアイテムを頑張って集めます。もちろん町もそれなりに発展させます。
ターゲットの女性は、自分よりもお金もレアアイテムも持っているプレイヤーと仲良くなりたいのです。
手順2
ツイッターで以下のハッシュタグでターゲットを探します。
- #あつ森
- #あつ森アイテム交換
- #あつ森 家具
- #あつ森家具交換
- #あつ森トレード
- #あつ森交換
- #あつ森お触り交換
- #あつ森おさわり
- #あつ森フレンド募集
ちなみに「おさわり」とは、相手のアイテムを拾ってすぐに戻すことを言います。拾うだけでカタログに登録されるので、アイテムが欲しいのではなくカタログを埋めたいという人のための方法です。
手順3
ターゲットを見つけたらダイレクトメール(DM)を送ります。
挨拶にプラスして「○○持ってますよ!」「○○おさわり良いですよ!」など相手の要望にあったメッセージを送ってみましょう。
手順4
実際にあつ森で交換やトレードなどを行います。
あとはLINEの交換につなげたりして、現実でも会えるように頑張りましょう!
余談:データで見るあつ森出会いの有用性
行動経済学者のダン・アリエリーの著書「不合理だからうまくいく」には、PairsやOmiaiのような一般的なマッチングアプリと、オリジナル開発した簡易のバーチャル空間での疑似デート体験ができるアプリでの実験結果が載っています。
簡単に結果を言うと、マッチングアプリよりもバーチャルデートアプリの方が仲良くなる確率が高く、その後もうまくいきやすいということが示されていました。
特にマッチングアプリは商用のきちんとしたものであり、バーチャルデートアプリはアバターが〇とか▽というほど超簡易なものだったにもかかわらずです。
この結果から、あつ森を利用した交流はこの書籍内での疑似デート以上にきちんとしたデートであると言えるので、一般的なマッチングアプリを利用するよりもかなり効率的に出会うことが可能であると考えられます。